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お知らせブログ売買情報2023.10.26
こんにちは。コスモス不動産の窪田です。
ようやく過ごしやすい季節になってきました。
賃貸物件も9月半ばから動きが出てきたように感じます。
さて、おととい24日に岡山市の会見で不動産に関する大きな動きがありました。
以前から、こうなる噂がありますよ。と本ブログでも触れてきましたが、
2026年9月を目途に開発許可要件の1つである50戸連たん制度の廃止をする方針だと発表がありました。
3年後には市街化調整区域で50戸連たん制度による開発許可が出来なくなるようです。
まず、「開発行為」とは、①田や畑を住宅用地に造成工事をすることや、②大きい土地を分割したり、形を変えること などが挙げられます。
現行の都市計画法では、まわりに建物が50戸以上ある地域であれば、その他要件を満たす限り、この開発行為は許可しますよ。というものでした。
当社の近くであれば、尾上ー花尻間の分譲地や、中山小学校付近、一宮高校付近などは市街化調整区域で人気のエリアですが、
3年後にはこのエリアで新しい分譲地が出来なくなるということになります。
この制度廃止に伴い、来年以降に起こり得る動きとしては、
●2024年~2025年で、市街化調整区域の土地が一斉に売りに出るかもしれません。
●2026年以降、市街化調整区域の活用手段が少なくなり、市街化区域の需要が上がるかもしれません。
将来、売却する予定で調整区域の農地を持っている方は、今から動き始める必要があります。
また、上記の調整区域エリアで新規分譲地の情報を待っている方は、再度購入計画(スケジュールや予算)の見直しをすべきかもしれません。
ご相談だけでもお気軽にお越しください。
なお、補足ですが、上記は農地→宅地に変えたり、土地を分割したりする開発行為に制限がかかるという内容なので、
既に、建物が建っている市街化調整区域の宅地については、
基本的には、その土地での建て替えは同じ用途・規模の場合は開発行為に当たらないとするのが原則です。
したがって、今、市街化調整区域で既に家を建てている方は問題ないかと思われます。
今後、「開発行為をすることに制限がかかる」というお話でした。
いよいよ、岡山市も動き出してしまいましたね。
既に倉敷市は、50戸連たんの廃止をしております。
市街化調整区域は本来建物の建築を抑制する地域として指定されているのですが、
確かに調整区域の分譲地が近年多く出来すぎたのかなと思います。
岡山市の中でも、西大寺や岡南地域は良い街で主要拠点なのに、人口が減ってきているようです。
今、コンパクトシティ化を目指しており、岡山市の主要な地域拠点に人を集める動き・政策を実施しております。
市街化区域の地域拠点に人々を集めて、そこに病院や施設、交通拠点などをコンパクトにまとめなければ、うまく都市づくりが出来ないのでしょうね。